つなプロにて。


ちょっと前の話になりますが、11月12日に神山町で開催された「つなプロ報告会」に参加してきました。

「つなプロ」こと「まちを将来世代につなぐプロジェクト報告会」は神山町役場と神山つなぐ公社が、地域や民間、学校等と力を合わせて取り組んでいるこれまで半年に1度ひらいてきた、報告会のことです。

徳島県神山町の「まちを将来世代につなぐプロジェクト」とは、多様な人がいて、よい関係があり、新しい組み合わせが生まれやすく、そのときどきに必要な仕事や活動がほどよく生まれている状況づくりの試みです。

もう3年前になるのですが、このワーキンググループに参画させていただきました。 共に学びながら策定された方針が、現在このように派生し実践されているという報告を受けると大変嬉しく思います。

住民の注目度の高さは、町内全ての地区から多くの方が参加されていることからも伝わってくるし、公社がこういった報告の機会をつくり、批判を受けることを覚悟で、信頼関係を構築する努力をしていること、組織として自浄能力を身につけ「目的と手段が入れ替わっていないか」検証し続けていることに強く共感できます。

会場となった神山町農村環境改善センターのある場所は、元々は神領小学校があった場所で、僕は小学3年生までここにあった木造校舎で過ごしました。

ここに来れば、講堂へ階段をあがる足音も、上級生に混じったドッジボールの緊張も、4時半に流れる下校のアナウンスまで思い出すことができます。

お店をはじめた頃は、ふるさとの町に関わることなど想像もできなかったけれど、いまは神山なしでは、お店の説明ができないくらいの関係ができました。

父親が役場に勤めていたこともあって、町に関われることには代え難い喜びと手応えがあります。

いまや、地方創生のトップランナーともいえる神山は、ある意味ひとつのブランドでいろんな人が訪れるけれど、その印をアクセサリーのように身につけて、自分自身を大きく見せたい、見栄えのいい報告書をつくりたい・・・

そんな思惑が見え隠れする人や事業に違和感を覚えることもあります。

これは民藝や藍についてもいえることだけれど、自分自身がその世界から大きな滋養を得ているからこそ、微力でも何かを還したいし、その姿勢を持ち続けたい。

こういった気持ちやエネルギーの循環こそが、町や文化、暮らしそのものをより健康的な方向に導くのだと信じています。

遠近 (をちこち)

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