お店を計画した時からカウンターの背後に棚を作る予定はあって。先日ようやく形になりかけたのだけど、昨年先に仕上がってた天板のサイズが合わず、、再度製材に出すとある程度日数もかかるし、お店も開けないといけなから「とりあえず何か天板」を・・・という状況に追い込まれ「コーナンプロ」です。やれやれ。
世の中にないものは「それなりに理由があってない」訳であって、軽い気持ちで「人と違うものがいいな」と思うくらいでは手に入らない。予算💰さえあれば・・・と思うことは度々あるが、あったらあったでそれはまた違う着地点に落ち着くはずだし(あったほうがいいけど、、)たとえ時間がかかっても(かかりすぎやろ)納得できるものを作りたいと思う。チャレンジした結果、イマイチ垢抜けない感じになることもしばしばですが(ここはそんな実験の集合体だ)そのイマイチな感じは自分自身と等しい。
どうすれば「お店らしく」なるか、どうずれば「自分らしく」なるか。いくら著名な建築家やデザイナーが関わっても、空間とその場に立つ人が合致していないお店はどこかチグハグで続かない。いい服を着ていも中身がないと似合わない「着せられてる」感じというか。ただいい場所は(多分、服や器も)人を成長させるから、正確には立つ人がその場に合わせる努力ができるかによる。店もオープンしたら完成ではなくて常に手を入れ続けることが大事だ。どこかで聞いたような言い回しになるけど、店とその場に立つ人とお客様が、共に成長することが理想だろう。
ただウチの場合は、優秀な職人さんやデザイナーさんに助けてもらっていても、自分自身で考え手を使う要素が多い。予算がないから勝手にそうなるんだけど、、そこが売場と自分が離れない「売場=自分」であり、場のオリジナリティに繋がっていると思う。よく民藝では「不自由な方がいい」「制約があるほうがいい」という話を聞くけれど、その考え方は素直に自分の中に落ちてくる。
アークメタル藪原社長が考えてくれた新構造に「とりえず天板、」を取り付けて完成!これまで無垢材にこだわってきたけど、ラワン合板がわりとイケるということに気がつきました。無垢と合板じゃ値段全然違うけど、予算ない時は塗装含めて上手に仕上げたらかなり使えると思った。(とはいえ、製材あがってきたら地松の無垢材と交換しますが)
ずらりとA4ファイルボックスが並ぶ設計にしています。長いこと頭の中で描いてた絵が現実となると嬉しいですね。
これでレジ周りが少しでもスッキリするといいんだけど・・・
カウンターの中にあった食器棚が喫茶側に出ています。元々計画していたレイアウトが8年?という時間を経てようやく実現しました。こんな感じで時間をかけながらも、じわじわと場の密度を高めてゆきますので、またお越しになってください。皆様のご来店をお待ちしております。
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