徳島で太布(たふ)を織る、石川文江さんのアトリエに伺いました。
太布とは、楮やカジを原料とした自然布のこと。
石川さんとお会いするのは初めてだったのですが、いろいろ話が弾みました。
周囲から何となく話は聞いていたのだけれど、想像通り自然体で芯のある・・・とにかく素敵で健やかな方でした。
石川さんの凄いところは「原材料から育てる」ことで、糸作りこそが仕事の7〜8割だという。そして「この布が好きだから」こそ、こんな気の遠くなる作業を黙々と続けることができるのだと感じた。
いま、徳島県藍染研究会で「勉強会」を企画しているのだけど、会長の玉木万立子さんから石川さんの連絡先だけ知らされて「あとはよろしく」的な感じだったので、、汗
木頭村にある「阿波太布製造保存伝承会」を見学させていただいたことや、店の壁紙を漉いた経験があるので、楮がどのような植物で、どのように繊維を取り出すのか、その工程のおおよそは頭に入っているものの、石川さんの話を十分に理解するには至らず・・・楮とカジって別植物なの??また勉強しなきゃいけないことが増えた。
自分の幅を広げる機会は自分で作る。
そして誰よりも情熱を持って取り組まなければ、大きなうねりを生み出すことはできない。
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