働き方のバイブル

西村佳哲さんの著書「自分の仕事をつくる」再入荷しています。

あら、何だか西村さんのイメージとは離れた帯が付いていますよ・・・汗

これこそ看板と内実の違い、デザインへの違和感か??

 

などど文句を言わず、、あらためてページを開いてみる。

これは何度読んでも「うんうん」「そうだそうだ」と素直に同意できます。

自粛の続く連休期間ですから、本を読むことを是非とも推奨したいです。

 

 

本の隣にある、この店らしくない??真っ白なカップは柳宗理さんのデザインで、僕が以前の勤め先で購入し約20年ほど使っているものです。良いデザインに触れたいときや、自分の感覚をリセットしたいとき、焼きがりから間もない入荷したてのコーヒーを味見するときもこのカップが登場します。

(またはカイ・フランクのティーマの白、どっちもここでは売ってません、、) 

 

 

 

著書の冒頭部分においては、このカップの写真が掲載され、柳宗理さんへのインタビューの項では、このように紹介されています。


 「これはとても丁寧に作られている」「これは大事に使わなければならない」と思わせるものを強く内包していた。手に取った瞬間、モノを通して自分か大事にされていることが感じられるデザイン。こうした仕事は、今や稀少だ。




僕は柳宗理さんも、ヨーガン・レールさんも、馬場浩史さんもお会いすることができなかったから、この本を手に取ると「会いたい人には早く会っておかないと」と思う。

単行本が発刊されたのは2003年だから、西村さんが執筆していたのは、もう20年前になるだろうけど、その着眼点や気づきの価値は変わらない、いやむしろ感染症の流行により高まっていると感じる。あらためてこの本に感謝したいと思います。

 

僕の場合は、たまたま以前の勤務先で柳宗理デザインやアレッシーを扱っていたこと、イームズのDCMも何脚か売ったり。(今思えば、ArtemiedのTizioも買っとけばよかった、、)何となくこの本にスムーズに入っていける素地があったのだろうけど、この本でインタビューされている方々は、著名なデザイナーや建築家だけではないので、多くの方に読んでもらえると思います。

 

退社から10年が経過して、当時の記憶はだんだんと遠いものになってきたけれど、 振り返れば、個人の店ではなかなか柳やアレッシーなんかは扱えないから、その経験はとても貴重で、以前の職場では完全に給料以上のものをもらっていたと思う。

独立当時の理想とはかけ離れた現在だけれど、今の仕事ができて本当によかった。

ただ、今の自分にはまだまだ満足できないから、もっとやらなあかんと思ってます。

 

 


少し前のこと。

西村さんが「自宅を整理してるから」と、この白磁土瓶を譲ってくれました。柳デザインです。

 

西村さんが柳ショップでこの土瓶を予約したとき、名前を記入しようとすると一行上の段は「菊竹清訓」さんだったらしい。大学生当時、万博でエキスポタワーを見上げていた僕には、嬉しすぎる逸話です。


この逸話と一緒に阿波番茶をいただこうと思います。ありがとうございます。