静岡県伊東市で作陶する、齊藤十郎さん・・・もうお馴染みですね。
いつもお世話になっている十郎さんの8寸象嵌皿です。インスタグラムにもUPしてます。
スリップでも同じ形はあるのですが、象嵌は描いているのではなく「白土が埋まった状態」で柄が作られます。
ハンコのようなもので胎土を凹ませておいて、全体に上から白土をかけた後に拭き取ります。すると凹んだ部分に白土が残り柄となります・・・製造工程が多くロス率も高いので、なかなかお店に並びにくい器でもあります。
十郎さんの器には「かわいさ」「楽しさ」があって、木版を使ったブロックプリントやアジュラック染め、中田窯の連続柄にも同じような心の動きを感じる。何故か「飽きない」という感覚も共通している。
人の目は見えてないようで見えているし、手触りや重さ、厚みや滲み(湿度)も捉えている。
これらを総合的に「感じ」として捉えることで印象を形作っている・・・とか、、言語化することも大事だとは思うのですが、これが器である以上は、料理を盛って実際に使わない限りは何もはじまらないから、今年はたくさん器を使うのも目標です。料理できないときも買ってきて盛るならできる!かと。
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