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瀬戸本業窯展

瀬戸本業窯展 

2025年3月15日(土)~26日(水)

 

愛知県瀬戸市の「瀬戸本業窯」は、江戸後期より250年の歴史がある窯元で、現在でも手仕事で暮しの器を作り続けている。手慣れた調子で描かれた模様は生き生きとして、盛りつければ料理は不思議と美しく収まる。

その存在感と包容力でどんな台所にも求められてきた。

 

初めて瀬戸を訪れたとき、一度に何万個という器を生み出した巨大な登り窯や、器の焼成に使う窯道具を積み上げた「窯垣」に圧倒された。窯業に関わる職人の息吹に触れ、力強く生き抜いた先人の気配を強く感じ、何代にも渡り重ねられてきたこの仕事を伝えたいと僕は思った。

 

特別に復刻をお願いした石皿をはじめ、本筋の仕事を追い続け”瀬戸の風土から生まれた”というべき器たち、

作り続けられてきた不朽の名作が一同に並びます。この機会に是非ご来店下さい。

 



3月15日(土) 瀬戸本業窯/水野雄介 八代後継 水野半次郎 さん在店



 


 

「古シ 泉ハ 新シ 水ハ」

 

思想家の柳宗悦は瀬戸本業窯にこう書かれた書を残した。

たとえ古い泉であっても常に湧き続け新しい水を満たす、という意味であり、

これは変わらない繰り返しの仕事を強く肯定する、作り手へのエールなのだと思う。


 






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