窓のこと

店の建物は、元々は建具屋さんの倉庫であったらしい。

物件を見つけた当時は、10年以上人が入っていなくて。所所、床が抜けたりしていた。

 

北側には大きな開口部(搬入口)があって、そこに鉄製の階段と昇降機(2Fに在庫を上げるためのもの)が付いていて、これらを解体するところから工事を始めた。改装にかける予算は全く足りないばかりか、見積よりかなり余分にかかってしまった。やむ得ず、、この開口部はそのままでお店をはじめることにした。

幸いシャッターが付いていたので、ガレージ的な感じ?ということにして、なんとか成立した。


感染症が流行してからは、超換気がウリになって「はい、開けますね〜」ガラガラガラ〜って、これなんかのアトラクションですか!?

そう日本一換気の良い店です!ってそれもまあ面白かったけど。

 

旧店舗からの引っ越しは見事に失敗で、流石に自分もここまでかなあと何度も追い込まれた。

ただ、改装をはじめる前から温めてきたアイデアはあって、いつか必ずと諦めずに思い続けてきた。それはいつもお世話になっている、アークメタルの薮原社長との約束でもあったから。

 

まだ、完成ではないから大きなお披露目はできないけれど、ようやくここまできた。

天気の良い日はシャッターを開けてお待ちしています。

感染症の流行はそれなりに大変だと感じるけれど、この場を作ってきたことに比べたら屁でもないっす。


この窓のことは、改装工事のことも含めて、機会を作って書いておきたいかなと思っている。

商品にしても空間にしても、できるものをパッと作って、それなりに見せながら提供することはビジネスには必要だけど、本当に良いものは時間をかけないと作れないとも思う。

そして、モノの良し悪しよりも未来への関係性の方が上位にくるような着地こそが僕の理想だ。