29歳


20代の後半、趣味は釣り。片田舎のスポーツ店で燻っていた僕は「オレ変わらないとヤバい」と勉強をはじめた。

社内の制度を利用して販売士の資格を取ったのもこの頃だったか。

 

29歳、社内では花形的店舗であった某インテリア雑貨店へ異動する。

しかし「明日どこの店舗に行ったらいいですか?」と会社に問い合わせるという、、バタバタ異動だった。

電話を切った後、なんか煙臭いなと窓を開ければ3軒隣の家が家事で、、雲行きの怪しさを感じずにはいられなかったが「やるしかない」という気持ちだった。

 

異動したお店は激務で、、インテリア雑貨店と聞けば華やかそうだが、現実は一日中配達である。

5~6件を廻る訳だけどこれが本当に大変だった。月に一度か二度の休みは眠るだけで、、寝たと思ったら上司から電話がかかるという日々が続いた。結果、ついに歩けなくなるという・・・左足はあがらず車のクラッチが切れなくなりながら、かろうじて店に戻り売り場に踞った日々を忘れない。

 

上司は僕の10倍は売る、いわゆる仕事ができる人だった。人を使うことにも長けていたし、やるしかないの背水の陣で仕事に向かった僕は都合がよかったと思う。まあ根性だけはあったし・・・

下手くそは上手い人と同じようにやっててもレギュラーとれないですからと、泥臭く仕事するスタイルはこの頃に確立されたように思う。ただ指示されたことは何もできなかった気がする、、出来が悪いうえに価値観も違いすぎて。

 

歩こうとすると金属パイプを叩いたように痺れるのだけど、、数年ぶりにその夢を見て・・・じわーっと目が覚めた。それでもよく思い出してみると、独立してから体験することにに比べたらそれほどでもないかなと思う。

 

とはいえ29歳は自分の基礎になったいい経験をして、給料以上のものはもらってたという自信はある。(推定)

そうそう、当時のスタッフは優秀で、今も僕を含めて3名が独立し自分の店を持っている。

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母親にプレゼントする予定だけど、自分もひとつ欲しいなあ。