CALICO:インド手仕事布の世界、おかげさまで最終日となりました。
先ず製品のクオリティが高いことが、お客様の満足感やリピートにつながっていると感じた。
CALICO を主宰する小林史恵さんは、NGOに勤務されていた経験もある方で、
ヤンマ産業代表の山崎ナナさんと友人であったことや、徳島市にご親戚があることも重なって、
旧店舗よりご縁をいただき、年に一度、催事を開催させていただいている。
正直なところ、僕は服に対して執着がないけれど、CALICOの服は好きだ。
この世界で魅力ある材料とデザインの出会いは稀であり、手に取る喜びがある。
服に執着がないというのは、欲しいものが無いというか、あっても手が出ない・・・
自分自身との距離は「車」に近い感覚だった。(minaもBMWも縁がない)
手紡ぎ手織りの生地を使い、工藝を感じさせる衣服。
インドの生地を使った製品であれば、真木テキスタイルやヨーガンレールが思い浮かぶが、
社会性を伴ったCALICOや小林さんの活動は、それらとは違うブランドの立ち位置を確立しつつあると言っていいだろう。
もちろん、配り手は売ることが仕事だ。だが「売ればいい」というものでは無い。 先ずは、この生地や服の価値がわかる方にしっかりと届けたいし
「気にはなるけど、」「見ないフリをしてる」という周囲の人をじわじわと広げたい。
決して「広げない、売りたくない、」のではなく、消化されるような販売をぜずに、時間をかけながら価値を伝えてゆくことが大事で、それは年に一度の催事を定期的に開催できるという、小林さんとの関係性があればこそ成立するものだ。
秋の品揃えが気に入ったので、しばらくはこの時期に催事ができればと考えているし、
遠近のお客さまと小林さんが話せる機会もまた作りたい。
このような時期にもかかわらず、ご来店いただいた皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
さて、これまでにも小林さんとは県内いろいろ巡りましたが・・・
今回リクエストは、石井町にある「多祁御奈刀弥神社」(たけみなとみじんじゃ)。
神紋の「鎌の打ち合い」が印象的で、拝殿の大棟や軒瓦の技巧がすごいのは驚きだった。
こういうところに興味を持つ人じゃないと、CALICOのようなブランドは作れないだろうなと・・・
小林さんとの時間は、毎年大きな気づきをいただいている。
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