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GWの常設

  • 執筆者の写真: 東尾 厚志
    東尾 厚志
  • 5月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月5日

気がつけばゴールデンウィークがはじまりました。

 

今年は祝日が大きくまとまっていないので、お客様の流れはどうかなと心配していましたが、今日は県外からお越しいただいた方もいらっしゃいました。昨年のGWはコロナ明けでパッタリと客足が途絶えたことを思えば、本当に有り難いです。遠方よりお越しいただき感謝です。

 

旧店舗の頃は県外のお客様と県内のお客様の割合が6:4くらいかなという実感でしたが、今は大体2:8〜1:9くらいでしょうか。(もちろん正確に調査はできないけど)地元に根を下ろした店でありたいという願いはありますが、ビジネスとして考えれば県外からの来店を増やすことは打開策のひとつではあります・・・でも旧店舗はなんであんなに県外の方が多かったのかなー



このGW期間は「常設」で、サブタイトルは「これだけ揃って売れなきゃもう店辞めます」です笑

この品揃えをもう一度やるとすると、また5年くらいかかる・・・くらいの充実の品揃えで、今回は実力以上の売場になってるような気もします笑

 

個展による販売や作り手さんを訪ねる機会を重ねてきた結果なので、こうして売場を見渡すと「自分の仕事を俯瞰してる」感じがします。正直「まあまよくやったな」とちょっとだけ自分を褒めたくもなるけど・・・勘違いしたらあかんのは、僕のような「配り手」は、貴重な手仕事を使い手に届け、作り手の生活を支えることが仕事であって、店に並べることは最終的な目的じゃない。正直「売りたくない」ものも売場にあるけど、そういう感情があるうちは甘い。目指してきた売場の完成度には全く届かないし、社会的な役割は何も果たせてないし、なりたい自分は遥か遠くまだまだ視界にすら入らない。(多分、方角だけは間違えてないと思いますが)

 

 

 


横田屋窯 知花實さんの6寸皿

 

 

 

店の仕事にはセレクトショップのバイヤーのような仕事も含まれるけど、現実には選べなくて関係性を構築しようとする連続です。選んでるようで実は選べない、だから遠近はセレクトショップではないと思います。

 

それは大きな組織では「既にある資本や予算をどのように使うか」に大きなウエイトが割かれるのとは違い、「選ぶための原資や資格をのどように得るか」に大きな力を要することにある。「使う」ではなく「稼ぐ」に力点があると言ってもいい。だから既に目の前に予算があってクリエイティブだけやろうとする人、勝手に予算が降りてきて責任なく使うことばかりをやってる人とは過程も目指しているゴールも違うと・・・おっと脱線しました。

 

たまに学生たちに真面目に話すことは、仕事って「嫌なことをしてその対価としてお金をもらう」ことだけじゃないよね、ということ。人間的な気づきが麻痺するような物事には加担したくないし、自分で稼いでいない資金で自己実現しようとするような行為には違和感しかないから、三方よしとなる本質的な仕事にはなりにくいと僕は思う。大きなイベントで立場が違う人間のベクトルを合わせるのは難しい。おそらく万博に関われている方には大変なご苦労があるのではないかと推測します。

 

 

GWはそんな渾身の面倒臭さで常設でオープンしています。

粘り強く、最後まで自分らしい生き方を貫いて、必ず魅力ある店に育てます。


 




主な常設の取引先さまは下記の通り。

 

出西窯(島根県)

小代焼ふもと窯 井上尚之(熊本県)

小鹿田焼 坂本工窯(大分県)

横田屋窯 知花實(沖縄県)

奥原硝子(沖縄県)

JURO POTTERY 齊藤十郎(静岡県)

のはら屋 佐々木かおり(鹿児島県)

 

ヤンマ産業(東京都)

MITTAN(京都府)

ヨシタ手工業デザイン室(東京都)

エフスタイル(新潟県)


など・・・

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