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使うほどに味わい?

吉岡敦子さんの「ノッティング」が入荷しました。

ノッティングとは木綿の経糸にウールの糸束を結びつけ織る椅子敷きのことです。


倉敷民藝館初代館長の外村吉之介氏が考案し、受け継がれ愛されてきた普遍的デザインです。

厚手の仕上がりで座り心地が良く、素朴であたたかな風合いがあり、使うほど味わいが増してゆきます・・・

 

 

↑2月に開催した「ノッティングの会」のDMにはこう書いたけど、味わい?マジ?ホントに??

ということで検証してみました。左が店で4年使用、右が今回入荷の新品です。

 

 

 

 


左が店で4年使用、右が今回入荷の新品・・・よく見るとウールが寝て使用感が出ていますね。

 

 

 

 

 


左が店で4年使用、右が今回入荷の新品。

 

お店でそれなりの期間使用してきましたが、大きなダメージはありません。

もちろん使用感は感じますが、こうして新品と比べないとパッと見ただけは、味わいというほどでもないかな? それだけものがしっかりしている、耐久性があるともいえます。「味わい」とは共に重ねてゆく時間でもあるので、これからも使い続けてみます。長い期間使える耐久性があるというのは、物質的な強度だけでなく「飽きない」何かがあるということです。そして、その先に考案者である外村吉之介氏が見ていた世界があるはず。本質が何であるか、その先のもっと奥を知りたい。こんな探究心こそがお店を続けてゆく原動力ででもあります。

 

 

普段のお手入れとしては、ぽんぽんと叩いて細かなゴミや埃をはらう程度です。

ウールには油分があり汚れにくいのも特徴です。何かの液体を多くこぼすなどのトラブルがない限りは「洗いたい」という気持ちにはなりにくいかと思います。

 

ちなみにこのノッティングもまだ洗っていませんので、いつか洗うレポートもしたいと思います。

お洗濯についてもお気軽にご相談ください。




 

 

 

ノッティングのお手入れについて

 

この椅子敷きは、糸がびっしり密になっているのでホコリやゴミも入りにくく、

ウールは水を弾き汚れが付きにくい性質がありますので、日頃は時々表面を軽くはたく程度で十分です。

 

お洗濯も可能です。 

乾きにくい冬場のお洗濯は避けていただき、夏場のお天気の良い日を選んでください。

たらい等にぬるま湯を入れ押し洗いし、十分に水分を飛ばしたあと、形を整えながら裏向きに平干ししてください。

✳︎中性洗剤を薄めにしてご使用下さい。

✳︎脱水機を使用する場合は、ネットに入れて下さい。


 


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