嵐のあと
- 2 日前
- 読了時間: 1分
「実は引っ越すことになって」
ここ数年、お客様からこのお話を聞くことが多い。今年もそんな季節になった。
もちろん寂しい気持ちはあるけれど、徳島を離れる前に挨拶に来てもらえるのは嬉しい。

昨日は若いご夫婦が東京に戻られるとのことで、最後にノッティングを一枚選んでくれた。
お客様の新たな旅立ちのタイミングで、暮らしを支える一枚を送り出せたことに、配り手として手応えを感じた。

僕は基本的に店を離れられないから、わりと肝心なタイミングで外に出られない。
"店に縛られる"とは考えていないけど、確かにそんな側面はあって、経営を拡大して自分が動ける体制にしない限りは、お声かけいただく週末のイベントや祭には参加できない。大事なものを取り逃すような気持ちにもなるけど、店を開けることは、作り手や使い手への責任でもあるから、今日もこの手応えを頼りに店を開け売場に立つ。
この場を守り続けることが仕事であり信用だから、僕は何よりも先ずそれをやらなきゃ。
店の近くにある桜は道路側に伸びた枝が切られてしまったけど、嵐のあとも咲き続ける姿が胸に響いた。




コメント