そめ ぬの もようのゆくえ 2

山内染色工房展/そめ ぬの もようのゆくえ 2
会期:2026年11月21日(土)~29日(日)
憧れの人、山内染色工房/山内武志さんの作品が遠近へと届きます。
山内武志さんは、人間国宝である芹沢銈介氏に6年間師事し、型染めの技術と妥協しない姿勢を学んだ。
自らを「染色工」と呼び、人々の要望を落とし込むことで、明朗で潔く、生きる力に溢れる作品を数多く生み出している。染め、布、模様、そして「デザイン」とは、どのように日々を支えるか。
この世界を変えてゆこうとする皆さんと、その行方を一緒に見届けてゆければ幸いです。

山内武志
染色家。昭和13年静岡県浜松市生まれ
浜松工業高校卒業後、芹沢染紙研究所に入門。師の創作の傍らで制作の一端に従事。
6年間の修行後帰郷し、日常さまざまな染物の要望に応え、また創作作品製作にも取り組む。
現在も工房に立ち、染めと向き合い続けている。アトリエぬいや店主。
伝承、伝統に支えられて今がある。
新しく個人の能力で加えられたものは自負できない。
人々の要望に応えてほとんどのものが生まれてきている。
ただ人々の要望に応えることは容易ではない。
様々な試案の周辺に創作の芽生えを見い出すこと多し。
生まれるものは時代を映しているとつくづく思う。
私の仕事では同じ文様が色々な用途の為に用いられているが、
どんな用途にも耐えうるかたちというものがあるならと思い続けてきた。
略歴
1938 静岡県浜松市 紺屋に生まれる
1956 東京蒲田の芹沢染紙研究所に入門
1959 日本民芸館展 日本民芸館賞受賞
1962 地元浜松に帰郷し、ぬいや染物店家業を継ぐ
1967 山内プリント研究所としてスクリー ンプリント製作を始める
1976 フランス グラン・パレ美術館での「芹沢銈介展」展示準備に同行
1978 浜松市美術館で「芹沢銈介の身辺-世界の染と織展」展示準備を任される
山内プリント研究所から山内染色工房の屋号へ
2005 型染め商品と諸国工藝品の販売店「アトリエぬいや」を開業
2011 日本民芸館展 奨励賞受賞



山内さんは昭和13年生まれ。
自分の父と同時代を生きてきた人が、こうして創作を続けられていることに驚きと嬉しさがあります。
イベントのタイトルは、昨年に僕が「デザイン」について考える機会にしたいと山内さんにお話ししていたこともあって、デザインという単語がタイトルに入るつもりでいたのだけど、山内さんから戻ってきたタイトルは、この「そめ ぬの もようのゆくえ」でした。僕はすぐにとても気に入ったし、ロマンチックだなとも感じた。
でも今になると、「ゆくえ」漢字だと「行方」には山内さんのデザインに対する想いが込められているようにも思う。
人や人の作り出すデザインの進べき方向を示し、照らすような気概も感じるのです。
イベントフライヤーに選んだ「逆さ富士」は、昨年に近しいお客様に求めていただいた思い入れのある図案です。
これからも山内さんに、心躍る素敵な図案を生み出して欲しいから、僕は伝える仕事を頑張ります。
暖簾は約30枚、手ぬぐいは100枚、他には風呂敷やランチョンマットがずらりと並びます。
この機会にぜひご来店下さい。




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