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徳島県民文化祭

大学入学間もない頃、同期の友人が新入生歓迎コンパ(味園!)の帰りに御堂筋線某駅の構内でヘッドスライディングして「あつあつ〜」と身体を張って先輩方を喜ばせた一発芸が、名優・島木譲ニ氏のそれだと知るのは、大阪の生活に慣れてきた頃だったと思う。ミナミは学生時代の思い出が沢山残る街で、なんば花月にも何度か足を運んだことがあります。ですから吉本新喜劇は好きだし「上方の文化」であると思います。

 

 


ただ、新喜劇が「徳島県民文化祭のメインプログラム」に相応しいかどうか?と考えた時には違和感があります。他に守るべき徳島の文化や個性があり、それらを支援することに予算を投入するべきでないかと僕は感じますが、皆さんはどのように感じますか?

 

「いやいや徳島県さんアホかいな〜」とツッコミ入れたくなるところですが、徳島県未来創生文化部 文化・未来創造課はボケているのはなく、どうやら本気で「県民文化祭で吉本新喜劇」のようだ。徳島県HPには「絶大なネームバリューと実績がある」という(まあ本当だけどゴリ押し感が凄い)吉本興業株式会社は、地域広報的な行政とのビジネスを各地で展開している気配はあるので見事に方向性が合致したのだろう。

 

自分は徳島の文化にこそ予算を投入するべきだと考えます。(皆さんどうですか?)

大学の展示に県からいただいた金額は80万だけど、吉本さんにいくら払って誘致してるのか気になる。

ポスターや吉本新喜劇のHPには主催者の名前が明記されているが、県のHPやSNSでは主催の明記がない。責任の所在をぼやかすような発信はどこか批判を避けようとしているようにすら見える。インスタグラムに突然芸人さんのポスターが現れるのはなんとも残念な気持ちだ。(もちろん芸人さんが悪いのではないです)

 

どこか高名な〇〇フィルハーモニー楽団がよくて、新喜劇がダメな理由って何か考えるんですけど、別に新喜劇見たけりゃ花月に行けばいいと思うんですよね。ビジネスとして成立してていつでもやってるし、わざわざ徳島県が文化予算を付けて機会を作るのだとしたら、他に選択肢がいくらでもあると僕は思う。県職員の仕事は興行師になることじゃない。

 

大阪から文楽呼ぶならわかるけど、新喜劇はどうなん?そういった議論が県庁内でなかったのか?

役職の人間がどうしてその起案にハンコつけるのか知りたいし、それじゃパソナに丸投げするのとあんまり変わらないと思う。県職員は隣の淡路島を視察してどんな違和感あるかレポート書いたらいい。

 

藍のことは何も蓄積がなく放置したまま、同じようないい加減な姿勢で新ホールがうまくいくはずがない。

新ホールに関する県民向けのアンケートは誘導的であったことは間違いなく(だから僕は自由意見だけ書き込んだ)県が徳島新聞社に2度も質問したことは、後藤田知事のイメージを下げただけ。県民の声に謙虚に耳を傾けることはせず、自分たちの正当性を主張するのは、愛情のベクトルが地域や県民ではなく自分自身に向いている表れだ。今の混迷は県民の代表である委員の意見を軽視した結果だと僕は思う。徳島県未来創生文化部 文化・未来創造課は、その看板と内実が一致した仕事をするべきだ。

 


魅力度ランキング最下位?そんなはずないでしょうと思っていたけど、県職員がラブドールに藍染の浴衣着せて空港に飾っているとか聞いてからは、もうダントツ最下位まちがいないと認識するようになった。そういったものにお世話になった経験はなく、現物も見たことがないから稲中卓球部に出てくるイメージしかないけど、県庁内にあれだけ職員がいて「それはダメだ」という人がなんでいないんでしょうか?思えば藍染研究会総会で自分の所属する組織や部署が200万円も不正支払いしているのに全く他人事で説明もしない職員に対し、僕は「あなた方がやってることは公務員の自慰行為だ」と言い放ったが、ほんとにそうだったというオチがついた。

 

そうやって県職員の不正を新聞社にリークするだけの輩もいるんだけど、そいつも愛情のベクトルが自分自身に向いていることに気が付かないセンスない人間だ。ズブズブで一緒に不正をやってたのだから、二度と藍や文化に関わるなと言いたいし、責任から逃げて自分の保身ばかり考えている人こそが、徳島の価値を下げていると日々感じる。

 

 

僕は日々の営みと、地元の文化を伝えることを重ねられる働き方を選んだ。

次の世代のために少しでもいい環境を作りたいから、これからも自分の意見は変わらず発信します。


行政の取り組みに対し強く批判もするけど、自分自身が地域文化を守り育て伝える活動も必ず続けます。

長く大きな組織にいると「仕事と自分が離れてしまうことに無自覚になる」だから誰かが間違っていることを伝えないと、同じようなことが起こり続けるのだと思う。

 

たまに新喜劇見るのもいいけど、僕の店に来ていい仕事を手に取って欲しいです。

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