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徳島県知事選挙

今日は徳島県知事選挙、県議会議員一般選挙でした。

いろんなところで発言してきた通り「現職は選ばない」というのが大前提ですが、積み重なる徳島県や県庁職員の姿勢に対する不信感。これに対する反動だけでは決めないよう熟慮のうえ投票を済ませました。

 

 

結論から言うと、今回は後藤田さんに入れました。



単に長いからダメとはは思ってなくて、実際、良かったら何年やってくれてもいいと思う。

親父に意見を求めると「わしらの時は現職に世話になった」と話していたけれど・・・心地のいいところに居座り続けると変わってしまうのだろうか、今の県に自浄能力はない。


新駅は論外として、ホールの予算は検証すべきだけど、お金をMAXかけないと石上純也さんの設計は実現できないだろう。デフォルメしたような恥ずかしい建築物ができるのはご免被りたい。ついでに万博のしょぼいブースも見直してほしい、、あれはどんなコンサルに投げているのだろうか、、いっそ万博やめて石上建築に投資する方がいい。そもそも県庁にセンスない観光課とか文化課とかいらない。彼らは職能の範囲から外れたことをやってる。

 

 

三木とおるさんのHPデザインが優れていて、検索してもすぐに公約の情報に辿り着けた。デザインがもたらす成果に気遣いができていて、わかりやすく伝えようとする姿勢には共感を持てた。残念ながら比べると後藤田さんのサイトはわかりにくいが・・・徳島新聞さんの記事がその辺を補完している。ただ、僕のようにデザインに対して穿った見方をしてしまう人間は、後藤田さんの「ある意味雑多なHP」が、その人そのままで嘘がない気がしたり。

 


三木さんの推進したいとする「風力発電」について強く疑念があること(徳島に絶対いらない)、後藤田さんだけが「外郭団体」について触れていることを考慮に入れつつ、最後は後藤田さんの「変わることに対する期待度」ということで決めた。

 

ただ後藤田さんと三木さんのどちらが当選してもいいとは思っています。

 


と、書き終えるまに後藤田さんの当選出ましたね。三木さん副知事でもやってくれないかな。

役所が考える観光なんてしれてるし、LCCなんかやらなくていいし、儲からなくていいし、それより自国の文化を大事に育てることを考えてほしい・・・それもそうだけど投票率ってどうにかならんのですかね。やっぱ教育かな。

 

県庁職員が知事じゃなくて県民の顔見るというのは、ごく当たり前のこと。

僕は誰が知事であっても県に対する姿勢はなんら変わりません。

 



さあ、知事が変わったら動きますよ。





 

 


追記


えー!という反応が多くて、、悩

個人的には、これまでの選挙の中で一番深く考えた結果でした。

 

徳島では過去に細川内ダムの建設や第十堰の可動堰化に反対した市民活動の歴史があって、最近では「内藤市長リコールの会」もその流れを汲むものと捉えています。特に「第十堰」には、当時住民投票に参加したこともあって、今も強い関心を寄せています。そして「いつかまたあらぬ形で動き出す」と危惧しています。仮にこの4年に動きだすとしたら、どちらの候補がその事案についてきちんとしたプロセスを経て議論してくれるか。肌感覚に近いところで判断するなら「風力発電を作る」よりも、「神山からのイノベーション」と言ってくれた方が自分の一票を託したいと思えた、ということです。


誰に投票したとか、ほとんどの人が言わない。

自分がどう考えて、どう期待して、どう選んだか発信しないと、若い人の投票率あがらないんじゃないかな。

学生の子らはほんまわからないし。自分たちの未来を決める大事なことに早くから関心を持たせる努力をしたい。

 

大江健三郎さんも、坂本龍一さんもそうだったように、自分の意見を発信する人はかっこいい。

組織にいる人に言いたいのは「自分の立場とこの土地の未来とどっちが大事なの?」ということ。意見を持つことを忘れ、自分が無関心であることにすら気づかない。その無関心、または片目を閉じるような行為こそが今の世界を作っている。(そんな状況に乗っかって好き勝手してる職員やそれを指導できない管理職も許さない)

 

僕は柳宗悦や大江さん、坂本さんのようになりたい。

市井の人、庶民の側に立って、市民活動や政治にも強い関心を寄せつつ残りの人生を生きます。




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