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日本橋髙島屋「民藝展」完走しました。

31 分前
読了時間: 4分

ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

大谷焼 森陶器さんの睡蓮鉢が全7基、阿波藍の暖簾が30枚、手ぬぐいは50枚、大谷と砥部の器が約600個、香川漆器200個、一貫張りの箱や団扇も用意し、切り絵作家の伊藤ミサさんにも作品制作をお願いして日本橋へと挑みました。

 

手前の柱に掛かっているのは、玉木万立子さんの阿波藍暖簾。

昨年、横浜の催事に来ていただいたお客様にお求めいただくことができました。

 



米谷弘子さんの阿波藍暖簾は、昨年に続き全てが素晴らしい仕上がりでした。

この写真の暖簾は、昨年に横浜髙島屋で展示したものが好評だったので、同じものをリクエストしました。

 

米谷さんが学んだ、徳島市にある古庄染工場は、かつて柳宗悦やバーナード・リーチが訪れたといわれている場所。だが、師である古庄理一郎がそうであるように、米谷さん自身が「民藝」を意識しているように感じたことはないし、その美の基準に寄せようとする作為もない。ただ 、阿波藍という "原材料への敬意" こそが、祈りにも似た絞りとなって僕らの前に現れているのだと。そしてこんな凄いもの作れる人は、世の中に多くはいないと東京の真ん中であらためて思った。

 

 

 

井上佳奈さんの卓布は、松本民芸家具 池田素民社長のご好意もあり、瀬戸本業窯の大皿と共にダイニングテーブルの上に展示していただきました。ありがとうございます。井上さんは畑から染料作りに取り組んでいる期待の若手です。

 

 


 

こちらは有内則子さんの阿波藍暖簾「く」

有内さんの「絞り」はオリジナリティがある。そのリズムの違いは徳島においても日本民藝館展においても明らかで、片野絞りが目指した美しさとは別の可能性を示しているように思う。大変なスケジュールの中、出品いただいたことに感謝したい。

 

阿波藍灰汁建ての藍染作品は、作れる量が限られており、ほぼ注文を受けて作っているので、在庫を持ってお店に卸すということが難しく、自分の店にもこれだけの量が並ぶことは先ずありえない。彼女たちの作品は、ほぼ徳島の外に出ることがないので、この髙島屋さんの催事は、作り手が1年かけて準備してくれた特別な機会だといえます。

 

また、作り手にとっては自分たちの現在地を知るための檜舞台だとも思います。

後進を育てるためにもきっと良い影響があるのではないでしょうか。




鮮やかな川口屋漆器店さんの「独楽盆」

売場では個性が際立っており、あらためて四国の代表的な手仕事のひとつだと思った。

その魅力を伝えるために制作の現場へと足を運び、もっと深く勉強したい。

 

 

 

森陶器さんの睡蓮鉢

大きなものが売れると、売り場のいろんな方からお声かけいただくのでなんだか嬉しいです。

遠近ブースの看板商品!? 今年は4基を販売しました。

 

 

 

切り絵作家の伊藤ミサさんにも、今回初めて作品制作をお願いしました。

一部には、那賀町拝宮の和紙作家 中村功さんの和紙を使用しています。

伊藤さんの個展を12月に遠近にて開催予定ですので、詳しくは追ってお知らせします。

 

 

 


日本橋髙島屋「民藝展」は文化催事とセットです。今年は「琉球の民藝」でした。

初めて目にする生地や着物が多く勉強させていただきました。

 

 

 

 

民藝とは何か??


こうした百貨店での販売活動に民藝館や民藝協会が関わっていることも、民藝の多面的て瑞々しい側面だと思う。

現役の作り手を支援することは、民藝の継承に繋がってゆくだろう。

 

現代でも「民藝」について論じられることが多いし、お客さんに「何ですか?」とダイレクトに尋ねられることもある。もちろん僕なんかが言語化することは到底できない。でも、わかるのは「外側から見ててもわからない」ということ。自分だけ安全圏にいたのでは、その真理を掴むことはできないと僕は思う。それは「建てる」と近い。

 

 

また三年後に出られるかどうかはわからないけど、チャンスがあればまた飛び込みます。

もっといい売場を作ってもう一度挑戦したいです。

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