大谷焼 森陶器 森 崇史さんの7寸皿が再入荷しました。
崇史さんの技術が、地元の土味の良さを引き出した縁付き皿です。
2号木灰(手前)と紺屋灰(奥)
梨
紺(光の当たり方では黒に近い感じに見えます)
元々は「梅田阪急 民藝と暮らす」に出品予定だったものですが、再度調整を重ね、遠近デビューとなりました。
先ずは店頭で慢性的に不足する7寸皿で制作をお願いしましたが、前後のサイズも展開したいです。
大谷の伝統的な地釉(茶色とか鉄色)でも成立するデザインなのかなと感じているので、 次回は他の釉薬のテストもお願いしています・・・楽しみです。
大谷の土はやや気まぐれなところもあって、安定した形になりにくいのですが、崇史さんの正確な仕事と相まって「絶妙な揺らぎ」のある着地になっているように見える。
どこの焼き物でも、あらかじめ焼き締まりや変形を想定した成形がなされるが、意図した形状を保ちにくい大谷の土は、作り手の想定を超えてしまうことが多いようだ。崇史さんの仕事を見ていると毎回苦心されているのがわかる。
ただ配り手の立場から見れば「個性のある土」だ。
伸びにくく焼きもの向きとは言いにくいが、鉄分が多く含まれ焼き締めれば独特の赤みを帯びた肌となる。
大変な作業をこなす崇史さんや職人さんには、見てるだけで申し訳ないと思いつつも、引き込まれ感動した。
伝統の大物を生み出す技術はもちろんだが、この土づくりにも森陶器の個性があると確信した。
何よりお客様から「欲しい」というお声をたくさんいただいたことが本当に嬉しい。
先ずは、一枚使っていただいて、 使い心地が良かったら、また是非一枚求めて下さい。
このお皿は、崇史さんにお願いしてどんどん制作していただくので、 リピートして求めたい、友達にも勧めたい、そう思ってもらえる
「いつもお店に並ぶ地元の定番」として育てたいです。
はい。つまりこれは自信作ということです。
森 崇史 7寸皿 size / w210 × h30mm test price 3.410yen (tax included)
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