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弱さと向き合う。

  • 執筆者の写真: 東尾 厚志
    東尾 厚志
  • 7月5日
  • 読了時間: 2分

7月5日に大災害が起こる?

 

えーまたノストラダムスみたいなアホな話?ある訳ないでしょ?

いやいやそんなのわかる訳ないやん笑。実家に帰った時、家族の噂話を笑い飛ばした。

 


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昨日の4日は四国大学で藍染研究会の総会を終え、吉野川の向こうに赤い夕陽を見ながら店に戻りました。

あー今日は疲れたなあと、ふと棚を見ると器たちが並んでいて、笑い飛ばしていたあの「噂話」が頭をもたげてくる。

 

 

大きな地震がきたら建物ごと潰れて即廃業だろ、気にしててもしょうがない!!

 

 

と、いつもは割り切っているけど、「震源が遠くて、ある程度の横揺れだけだったら棚から降ろしておけば破損を回避できるかも」とか段々と夜中に追い詰められて真面目に考え始める訳です。

 

じゃあちょっと一番上の棚のだけでも降ろしておこうかなーとか作業し始めると、いや2段目も水屋の中もと・・・止まらなくなって。やっぱ全部大事なんですよね、作ってる人の顔も、窯元へ伺った時のことも全部思い出せるから。「ああ、やっぱこれが壊れるとか耐えれん」と、気がつけば全ての棚の器を降ろしていました。

 

夜中になにやってるんだろう、、ふと我に返ったとき「何もなければ棚をきれいに掃除して器を戻そう」そんないい機会にしようと切り替えた。器はもちろん在庫であって大事な資産だけど、それ以上に関係性の証だから。

 

 

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空っぽの棚を見ながら、自分の弱さに呆れた。

でも、弱さと向き合えたいい時間だったとも思えた。

 

 

 


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朝は売り場復旧が大変だったけど、器も心も整理できたように感じた。そろそろ月が満ちて、蝉が鳴きはじめるはず。

気の抜けない日々が続く。


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